6月 22, 2018
6月14日から7月15日までロシアでFIFAワールドカップが開催されます。日本からもロシアまで日本代表を応援しに行く人は沢山いますよね。
広大な土地を誇るロシアですが、サッカーゲームが行われる11都市には、見逃せない観光スポットがたくさん!目当てのサッカーゲームが無いときには少し足を伸ばして思い切りロシアを満喫してしまいましょう。
1. Ekaterinburg (エカテリンブルグ)
エカテリンブルグ(Yekaterinburgと表記される場合もあります)はロシアで4番目に大きな都市で、ピョートル1世の妻、エカテリーナにちなんで名づけられました。ウラル山脈を越えて、イセチ川(Iset River)近くに位置しています。古くはシベリアへの中継地点として重要視されてきました。シベリアの一部であるという考えもあります。アジアとヨーロッパの境界の街としても知られています。
- すること – エカテリンブルグ州立オペラ&バレエシアター(Ekaterinburg State Academic Opera and Ballet Theater)で観劇、Vaynera Streetでお買い物、モスクワのArbat Streetに似たウラル版のArbat街、“Urals Arbat”。
- みるもの – キーボードのモニュメント(巨大なQWERTYキーボードの石像)、血の上の救世主教会(Church on the Blood)、エカテリンブルグファインアート美術館、ヨーロッパとアジアのボーダー(境目)モニュメント。
- たべもの – ペリメニ(pelmeni)ロシアの伝統的な餃子の一種でウラル地方が起源、シャンギ(shangi)パンの上にポテトやチーズ、クリームなどを乗せたもの
2. カリーニングラード (Kaliningrad)
カリーニングラードはカリーニングラード州の州都でポーランドとリトアニアに挟まれた飛び地です。
かつてはプルシアの首都、Königsbergとして知られていました。また、世界的に多大な影響力を及ぼした哲学者、イマヌエル・カントの墓と肖像があります。
ここは第二次世界大戦にソ連に加えられ、今ではロシア最西の土地となっています。
飛び地という特殊な土地柄、多様な文化が入り混じり、博物館も多く、様々な食文化も相まって街全体がカラフルに彩られています。
- すること – バルト海で釣り、市内近郊の森林でハイキング。
- みるもの – ケーニヒスベルク大聖堂、 ユノストパーク(Yunost Park)、世界の海博物館。
- たべもの – マジパン、うなぎの燻製、Königsberger Fleck (ウシの胃袋のスープ)、Königsberger Klopse (プリシアのミートボール)、Ostmarkビール。
3. カザン、カザニ (Kazan)
カザン(ロシア読みではカザニ)はロシア第三と首都や、ロシアスポーツの首都とも表現される都市です。
古くはシルクロードの中継地点として栄え、今では外国人に人気の観光都市となっています。
主な見どころはカザン・クレムリンや、カザンリヴィエラのほか、タタールスタン共和国の首都であり、タタール文化の中心地でもあります。
タタール人とロシア人が共生していて、人口の割合はほぼ半々。文化もそれぞれ深く根付いています。
冬は凍える程寒くなりますが、夏は比較的温暖で過ごしやすく、サッカーにも適した気候といえるでしょう。
- すること – ボルガ川でボート、スヴィヤシュスク島へ日帰り旅行。
- みるもの – カザン・クレムリン、カザンリヴィエラ、クル・シャリフモスク、ソビエト生活様式博物館。
- たべもの –kystyby(平らなパンにマッシュドポテトや穀物がゆをのせたもの)、kazylyk (天日干しされた馬肉のソーセージ)、talkysh kaleve(タタール伝統のデザート)、タタール茶とドライフルーツ、牛乳。
4. モスクワ (Moscow)
ロシアの首都であり、最も人気の高いのがモスクワです。また、今回のワールドカップで、公式戦が行われるスタジアムが2つある唯一の都市でもあります。初めて訪れる人はその魅力に戦々恐々としてしまいそうです。
ひとたび街に出れば世界的にも名高い名所の数々や興味深いモニュメントなど、ロシアに来たら見逃せないアトラクションが盛りだくさんの素敵な街です。
ワールドカップのトーナメントはモスクワで6月14日、ルジニキスタジアムでロシア対サウジアラビア戦でキックオフ。そして同じスタジアムで7月15日に最後の決勝戦が行われます。
- すること – ニクーリンサーカス、ポリジョイ劇場のショーを観劇(チケットは事前予約を)、モスクワのメトロに乗車(世界トップクラスの豪勢な電車)。
- みるもの –赤の広場、聖ワシリイ大聖堂、レーニン廟、クレムリン、Old Arbat Street 。
- たべもの – ブリヌイ(bliny)ロシア伝統のパンケーキのようなもの、ビネグレット(vinegrette)ビートルート、じゃがいも、人参、ピクルス、玉ねぎ、ザワークラウトで作られるロシアのサラダ、 キャビア。
5. ニジニ・ノヴゴロド (Nizhny Novgorod)
カザンがロシア第三の首都と呼ばれていますが、ニジニ・ノヴゴロドも負けてはいません。
美しい自然に恵まれたこの街ではグループ予選が16試合と準々決勝が行われる予定です。
ニジニ・ノヴゴロドは1221年に創建されました。街の名前を英訳すると、Lower Newtownとなります。経済の中心地として発展し、土地の広さではロシア第5位です。経済とともに、ボルガ川周辺地域の文化の中心地としても注目度が高まっています。16世紀のクレムリンなど、魅力的なアトラクションも多くあります。
- すること – ボルガからBorへケーブルカーに乗る、繁華街・Bolshaya Pokrovskaya Streetを歩く、ヴァレリーチカロフ像下の階段を上る。
- みるもの –マクシム・ゴーリキー邸、ニジニ・ノヴゴロド・クレムリン、 Minin and Pozharsky Square
- たべもの – shchi(ロシア全体で食べられているキャベツのスープ。ニジニ・ノヴゴロドが起源とされています)、サバのオーブン焼き、魚のスープ
6. ロストフ・ナ・ドヌ (Rostov-on-Don)
ロストフ・ナ・ドヌはロシアの西南部に位置する港町です。港と言っても海に面している訳ではなく、ドン川の川沿いにあり、Rostov州の行政資本を担う町なのです。
コサック文化の中心地でもあり、伝統的な教会などは足を運ぶ価値アリです。
街を走るトラムは決して縦横無尽という訳ではありませんが、それよりもバス網が発達していて移動に困る事はありません。ワールドカップではグループ戦の16試合がこの街で行われる予定です。
- すること –Central Rinokでお買い物(バザールやファーマーズマーケットのようなもの)、Rostov State Opera and Ballet Theaterでショーを観劇、美しく装飾された街並みを楽しめるPushkin Streetを散策。
- みるもの – スタロチェルカッスカヤ歴史建築博物館(Starocherkasskaya)(かつてコサック人たちの首都であったことを象徴する博物館で、ロストフ・ナ・ドヌからは27kmほど離れています。)、ロストフ・ナ・ドヌ動物園、ボタニカルガーデンはロシア最大級の規模を誇ります。
- たべもの – ザリガニなどの川魚料理。
7. サンクトペテルブルグ (Saint Petersburg)
サンクトペテルブルグはその昔、ペトログラードとレニングラードという名前で知られており、ロシア第二の大都市です。モスクワが政治的な首都ならば、サンクトペテルブルグは文化の首都と言えます。
ロシア北部に位置するこの街の夏は日が長く、夜が短いのが最大の特徴です。
サンクトペテルブルグはロシアの歴史を語るうえでも重要な都市であり、ロシア革命が起こった場所としてだけでなく、街のあちらこちらでロシアの歴史を窺う事が出来ます。
中でもUNESCOの世界文化遺産に登録されているエルミタージュ美術館は世界的にも大変有名で、サンクトペテルブルグに住む人たちの大きな自慢の種となっています。
- すること – 河や運河のツアー、市内で最もポピュラーなNevsky Prospektをお散歩、Mariinsky Theaterでバレエやオペラを鑑賞。
- みるもの – エルミタージュ美術館(世界的にも貴重なアートが集結した美術館)、ピョートル大帝の夏の宮殿と庭園(Peterhof)、血の上の救世主教会、ペトロパヴロフスク要塞。
- たべもの – ビーフストロガノフ(最も有名なロシア料理の1つ)、Baltika beer(ロシアビールの本社がサンクトペテルブルグにあります)、市内にウズベキスタン地区があるため、ウズベキスタン料理も楽しめます。
8. サマーラ (Samara)
ロシアで6番目に大きな都市であり、1586年に創建されました。
今はサマーラ州の州都ですが、第二次世界大戦中はソ連のセカンドキャピタルとして大役を担っていました。
ソ連時代の宇宙計画にも大きく貢献しました。ロシア南部に位置し、夏は暑いのですが、絵に描いたように美しく続く土手の風景はヨーロッパでも最大規模を誇ります。
また、ビールの首都とも呼ばれ、ビール好きならこの街の地ビールは絶対に外せません!
- すること –Tourist Information Centreが毎週土曜日午後1時から催行している3時間かけて市内を巡るバスツアーに参加、 ボートで川下り、5kmほどある土手の歩行者用通路を自転車または徒歩で散策、Volga川で川遊び。
- みるもの – Kuibyshev広場、レーニン記念博物館、サマーラ航空宇宙大学博物館。
- たべもの – Zhigulyovskoye(ビール)、vobla(ボルガ川の魚)塩漬け、日干しされたもの。
9. サランスク (Saransk)
賑やかでモダンな雰囲気のこの街はモルドヴァ共和国の首都であり、ロシア国内でも最も過ごしやすいとされ、海外からも観光客が多く訪れています。
Insar川とSaranka川の2つの川の合流点にある盆地で、Saranka川から地名が名付けられました。
人口は30万人弱で、ワールドカップのゲームを開催する街としては最も小さい町となる様です。
ゲームはモルドヴァアリーナにてプレーされます。
フィン=ウゴルゴ族にとっての文化の中心地であり、モクシャやエルジャ語族の発祥の地でもあるのでそれぞれ独特の文化と言語が入り混じる、興味深い町です。
- すること –およそ80km離れたSmolnyi National Parkへ旅行、State Puppet Theater でパペットショーを観劇、Millennium Squareの素晴らしい噴水を鑑賞。
- みるもの – 数々の大聖堂、大聖堂広場、モルドヴァ文化博物館、第一次世界大戦博物館
- たべもの – pachat (モルドヴァのパンケーキ)、熊の手 (Bear’s Paw) 牛肉、または牛の肝臓から作られたパテで、上には細かなパンがまぶされているもの、poza (ビートルートから作られたノンアルコール飲料)
10. ソチ (Sochi)
2014年に冬季オリンピックが開かれたことで既に有名なソチ。今度は2018年のワールドカップの舞台となり、16試合と準々決勝が行われます。
黒海の海岸線沿いに位置し、ロシア人によっては夏の旅行先としてポピュラーで、海外の観光客からも人気を集めています。
冬季オリンピックの開催地としては驚きなのですが、ソチは亜熱帯気候であり、夏は温かく爽やかでサッカーに適した陽気になるでしょう。
ソチは古代ローマ時代の歴史を色濃く残しており、数多くの史跡も見ものです。また、市全体を囲うようにそびえ立つ森林はUNESCO世界遺産に登録されています。
- すること Riviera Parkでリラックス、Sochi National Parkで大自然を満喫、ヨットやカイトサーフィンなどのウォータースポーツ。
- みるもの –Loo Temple (ビザンツ時代に滅びた寺院跡)、 Godlik Fortress (こちらもビザンツ時代の遺跡)、 スターリンの別荘、錨と大砲のモニュメント
- たべもの –shashlik (グリル肉のケバブ)、ムール貝や黒海のカキなどのシーフード、 khachapuri (グルジアのチーズパン)
11. ヴォルゴグラード (Volgograd)
昔はツァリーツィンやスターリングラードという名前で知られていました。
第二次世界大戦中に起きたスターリングラードの戦いは人類の歴史上、類を見ないほどの激戦地だったとされています。
100万人以上の戦士たちがこの地で命を落としました。現在はヴォルゴグラード州の州都であり、工業と産業の街として繁栄しています。
ワールドカップ開催中はヴォルゴグラードアリーナでグループ戦が数試合が行われます。
- すること – デパートでお買い物、古い町並みが残るVolgodonskaya Streetを散策。
- みるもの –母なる祖国像(The Motherland Calls)(女性の像としては世界一の高さで自由の女神の2倍の高さ)、 パノラマ博物館(Panorama Museum)第二次世界大戦の遺物など。
- たべもの – Olivier salad (ロシアサラダとして世界的に知られているサラダ)、ウォッカ
シベリア鉄道のススメ
世界中の旅行好きが憧れる列車の旅。ロシアを走るシベリア鉄道は想像を遥かに超える素晴らしい鉄道旅行を約束してくれます。
シベリア鉄道は何か特別変わった列車が走っている訳ではありません。あくまでロシアという巨大な国を横断する移動手段の1つです。
シベリア鉄道はモスクワからエカテリンブルグを通って、ウラジオストクまで線路が伸びています。
ノンストップでモスクワからウラジオストクまで向かったとしてその乗車期間は7日間。もちろん、乗りっぱなしではなく、途中の駅で降りることも可能です。
途中下車という概念はなく、基本的には行き先までのチケットを買って、目的地で降りたら、新たにチケットを買い直すというのが基本です。ぜひオススメしたいのは一番安いクラスのチケットを買う事です。
電車は安全に運行されているのでご安心を。
ロシア人鉄道員のフレンドリーな接客、現地で出会う人達の多様な民族性に驚くことでしょう。
鉄道は5つのタイムゾーンを通過しながら走りますが、車内の時計や時刻表は常にモスクワ時間が採用されています。つまり数日も乗っていると一体今何時なのか誰も分からなくなってしまうのです。
イルクーツクを過ぎると線路が分岐し、ウランバートル~北京間を走るモンゴル鉄道や中国の北東部を走る鉄道へと分線していきます。
ヨーロッパをより賢く旅するにはこちらの記事をご参照ください。
ロシア語 基礎フレーズ
ロシアの人たちの中には英語を話せない人も少なくありません。念のために最小限のロシア語を抑えておけば安心ですよね。
日本語 ロシア語表記 英語読み表記
こんにちは Здравствуйте Zdrastvooyte
やぁ! Привет! Preevyet
さようなら До свидания Da sveedaneeya
はい Да Da
いいえ Нет Nyet
元気ですか? Как дела? Kak dyela
会えて嬉しいです Рад познакомиться с вами Rad vstreche s vami
お願いします Пожалуйста Pazhalooysta
ありがとう Спасибо Spaseeba
どういたしまして Пожалуйста Pazhalooysta
英語を話せますか? Вы говорите по-английски? Vi gavareetye pa angleeskee?
ビール下さい Я хотел(а) бы пива Y khotel(a) by piva
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